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旅行 アーカイブ

2007年12月11日

道に迷った話

ここでブログを書くのは初めてになります。
初めまして、のご挨拶がわりに、いきなり「道に迷った話」なんて、と
思いながら書いています。


私は、家族や友人も呆れるほどの「方向音痴」です。
よく知っているはずの場所でも、道に迷う、もしくは迷いかける、というのは
日常茶飯事のようになっています。
我ながら情けないことこの上なし、なのですが、もうこれは永年の悩みになっています。

迷った場所が、地元や会社のある名古屋あたりなら、人に聞かずとも、大きな百貨店や
ランドマーク的な建物を目印にして、分かる場所まで戻ることは、
さほど難しいことではありません。
でもそれが、知らない土地、ましてや異国の地となると、話は別になります。

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短い期間でしたが、バルセロナに滞在していたことがあります。
(この時に関するお話はまた、機会を改めます。)
そのときに、サラゴサ(Zaragoza)という街に行ったときのお話です。

ガイドブックに載っていた地図がとても小さくて、そして観光案内所のようなところにも
たどり着けず、もう何年も前に行った記憶だけを頼りに、とある場所を目指していました。
しかし、行っても行っても、それらしき場所が見つからず、気づいた時には
「こんな道は通った記憶がない」というような大通りに出てしまいました。
途方にくれる、とは、まさにそんな時のことを言うのでしょう。

でも、むやみやたらと歩いていても、知らない街で路頭に迷うだけです。
それほど恐ろしいことはありません。
日帰りでの滞在でもあったし、道に迷って彷徨っていることに使う時間もあまりない・・・。

ふと目をやると、大通りに面しているには似つかわしくない、お菓子屋さん(日本で言うと、
駄菓子屋さんのような感じでしょうか)がありました。
ちょっと怖そうなおばちゃんが、お店の中に居ました。
もう、「この人怖そうだし」とか、そんなことを言っている余裕はありません。

勇気を出してお店に入っていって、
「私はここに行きたいんだけど、この地図だとどっちに行ったらいい?」
と聞きました。
しばらくしかめっ面をして、地図をながめていたおばちゃんが、笑いながら発した一言。
「あなた、地図の外まで歩いてきてるわよ」

自分の方向音痴具合に落ち込みながら、「このおばちゃんに聞いてよかったなぁ」と
思った瞬間でした。
おばちゃんが、お店の外まで出てきて、
「そっちよ、そっち。まっすぐ行けば(元来た場所に)戻れるから」
と言ってくれたことに、とても感謝しました。
お菓子も何も買わなかったけど、親切な人でよかった、と思いながら、
その後のサラゴサでの滞在も気分よく過ごせました。


それ以降、どんなに強面な人にも、道を教えてくれなさそうな人にも、迷った時には、
勇気を出して聞いてみることを、以前よりも抵抗なく行えるようになりました。
教えてくれなかった人もいれば、一生懸命教えてくれようとするあまり、
間違った道を教えてくれた人もいました。
出来る限りのことは自分で解決したいと思いますが、特に道に迷った時は、
「小心者」な自分を忘れて、人に頼ることも大事だと思いました。
人の温かさに触れることも出来るし、これほどいいものもありません。


少しの間滞在していたスペインでの話、また別のところで道に迷った話などなど、
これからもお伝えしていきたいと思います。

(※サラゴサ(Zaragoza)→スペイン北東部の街。真ん中をエブロ(Ebro)川という
            大きな川が流れ、中世の雰囲気が色濃く残る街です)

2008年01月11日

片道24時間?!

今年初めてのブログになります。
本年も、宜しくお願いいたします。

何を書こうか、と考えをめぐらせていましたが、今年は、
私が好きな「旅行」のお話で始めようと思います。

仕事や普段の「日常」からしばし抜け出して、リフレッシュする意味でも、
旅行はとても良いものだと思っています。
とはいっても、時間やお金の都合上、いつでも行きたいときに行くことが
出来るというわけではないのが、悩みどころです。

私の好きな街のひとつに、バルセロナがあります。
1992年に開催されたバルセロナオリンピック。その時にテレビで放映されていた、
バルセロナの特集番組を見て、
「いつか絶対、この街に行くぞ!」
と心に誓ったものでした。

その夢が叶い、初めてバルセロナを訪れたのは、もう9年前になります。
飛行機に乗るときはいつも、名古屋空港(現在は、中部国際空港)を利用するのですが、
その空港からバルセロナへの直行便がなく、初めて行った時はドイツ経由で行きました。
かかった時間は、16時間程度だったと記憶しています。
ドイツで乗り継ぎのために待つ時間も長く、このときは、
「飛行機の長期移動は大変だ!」としか思いませんでした。

それから更に2年後、今からは7年前の冬に、再びバルセロナを訪れる機会を得ました。
その時は、とにかく安いルートで行きたい、と思い、アジアの航空会社で、
経由地は多くなるけれども、料金は抑えられるルートを選びました。
その時にかかった時間が、表題に書いた「片道24時間」だったのです。

まず名古屋を出発し、台湾経由で香港に到着。
香港で飛行機を乗り換え、今度は一路ロンドンへ。
そこから再び飛行機を乗り換えてバルセロナへ。

出発地と到着地をあわせて、5つの空港を経由する「空の旅」でした。

お昼過ぎに名古屋を出発すると、台湾、香港に着くのは夜や夜中になります。
お店もあまり開いていないし、人もそんなに多くはない空港は、
いささか寂しい雰囲気もあります。
でも、特に香港の空港は広くて、お店が開いていなくても、散歩をして回るのは
とても楽しく、飽きることはありませんでした。

第3の経由地・ロンドンに着くころは、まだ明け方です。
それでも次々と飛行機が降り立ち、たくさんの人たちが空港内を動いているのを見て、
ヨーロッパの「玄関口」のひとつであることを実感しました。
旅も後半にさしかかって、幾分疲れもたまってきます。
ですが、もう後少しだ、という粘り(?)と、空港内でゆっくり散歩をしながら時間を
すごせることで、どうにかしのげていました。

たくさんの人が行きかい、たくさんの言葉が飛び交う空港。
その中を歩き回って楽しもうとするうちに、たくさんの空港を経由して、
長時間の旅をするのも悪くはないなぁ、と思うようになりました。
ひとりで移動をしていて、時間もあって、そういうときにどうやって「楽しむ」のか、
ということも、この「片道24時間」の旅で学べたように思います。

滞在した街・バルセロナでのことについては、また次回以降に書きます。
半年という短い間でしたが、語りだしたら止まらないほど、思い出も思い入れもたくさんあります。
写真も載せられたら、載せたいと思っています。

ゆっくりと時間をかけられる、空の旅。
体力は必要ですが、またいつか、やってみたいものです。

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